あなたの「本当のやりたいことことリスト」
コロナの波がひたひたと私たちの周りにも寄せてきていますね。
油断した生活をしていると、いや油断していなくても、罹ってしまうことも。
日ごろ「死」について考えることは少ないけれど、こんな時だから改めて考えてみました。
志村けんさんも亡くなってしまい、本当に驚きました。
私も近親者を亡くしたことがありますが、急なことだったりすると、とにかくしばらくは「信じられない」の一言でした。
最近までふつうに話をしていた相手が、遺骨の小さな箱に収まっている姿には、命の短さを殴りつけられるような勢いで思い知らされます。
特に知っている人の死は、棺の中を覗き込んだ瞬間に「死は誰にでもやってくるもの」「自分の順番も必ずくるもの」という思いを強くさせられます。
寿命は誰にでもあり、どんな瞬間にも「命終までのカウントダウン」がされている。
もちろん近しい人の死は、受け入れることに時間がかかりました。
しかし、それを超えた瞬間から、
「じゃあ、自分が今のうちにやらなくちゃならないことって、何だっけ?
自分は平均寿命から考えると、あと何年生きられるのかな?」
という自分の残りの「生」について、客観的に数字として捉えることができました。
「死」を考えることは、「生」を考えること。
終わりのある「生」の中で、何をしたいのか、残りの時間で何をするのか、覚悟して決めることかもしれません。
終末期を迎える人たちを診ているドクターは、
「自分が死ぬとは思っていなかった人は、終末の時にやり残したことに慌ててしまう。
でも、『いつか死がやってくる』と覚悟して生きていた人は、たとえその生き方が多少わがままであっても、最期がさわやかだ」
といいます。
本当にその通りです。
知っている人のお葬式の中でも、好きなように生きてきた人を見送るときって、
「でも、あの人好きなように生きていたよね」
と言いあえる。
そこには大きな救いがありました。
「誰か人のためだけに生きる」
それはそれで、素敵なことなんですけど、人生1回だと思うと、自由に生きることも大事です。
あなたは、今もしもコロナが発症して、人工呼吸器をつけることになったら、何に後悔しますか?
私の場合は、病床でうなってしまいそうなことが、いっぱいあります。
今まで「いつかやろう」と思って後回しにしてきたこと。
やらなくて、後悔しそうなものやこと。
しばらく人生を真面目に考えるのをさぼっていたら、たくさん出てきてしまいました。
死ぬまでにやりたかったことリスト
まず、
・仕事でのチャレンジ。恥を恐れて、受けていなかった発表の場。
・挑戦してみたかった新しい企画。
・顧客に、もう一歩サービスを提供したかった。
・せっかく声がかかったのに、面倒で行かなかった集まり。
・ずっと片づけようと思いながら、めいっぱい詰まった本棚。
・捨てなくちゃ、と思って捨てられていないクローゼットの服。
・捨てたいものでいっぱいの物置部屋。
・いつか読みたい、と思いつつ読んでいなかった本。
・いつか感謝を伝えたいと思いつつ、言葉にできていない母親へのありがとう。
・また育てたいと思いつつ「どうせ枯らすんでしょ」と言われ、諦めていたミニバラとラベンダー。
・「いつか痩せたい」と思いつつ、叶っていないダイエット。
・家族に気兼ねして、電車で一人旅をしていなかったこと。
・大好きなバリにもう一度行きたかった。
・子どもを留学させたかった。
・とても大事な友達と約束していた食事会をまだしていなかった。
・夜、家族と楽しいお酒を飲みたかった。
・しばらくやっていないけど、お風呂に入るときにキャンドルを点けてゆっくり入りたかった。
・「また腐らせるんでしょ」と言われて、ぬか漬けに再チャレンジしなかったこと。
・買ったけれどあまり使っていないマッサージ器をちゃんと使いたかった。
・職場の人たちや、家族にも、もっと思いやること、任せて育てることをしたかった。
あなたなら、どんな「やり残し」がありますか?
あなたのリストには、大空からパラシュートつけてジャンプ!とか入っていますか?
家族と、とか
友達と、などが多いのではないでしょうか。
つい、「お金、残さないと大変だしなぁ」なんて思いますが、う~んとわがままにリストは作った方が良いと思います。
だって、自分のお葬式で「周りの人にいつも気遣い、自分を抑える優しい人でした」なんて紹介されたら、親族の人は絶対にやるせない気持ちでいっぱいになります。
「誰に何を言われても、絶対にやりたいと思ったことはやっちゃう人だったよね」
そう参列者に言われる方が、残された人間は本当に救われました。
明日は、久しぶりにスーパーに行けるので、ぬか漬けの袋を購入です。
花屋さんにも寄って、思いきり買います。
そして今夜、処分するものを袋に詰めます。
ああ、やっぱり、またバリに行きたい。
しかしとりあえず、あちら側に行くのはまだ先にした方がいいと思うので、コロナ対策はキッチリやりましょう。
今日もお疲れさまでした。
では、また。